許認可申請の注意点
飲食店を開業する場合には飲食店営業許可,リサイクルショップを開業する場合には古物商許可など,営業する業種などによって,都道府県や警察署などに申請して,営業の許認可を受ける必要がある場合があります。
許認可が必要な業種では,許認可がおりていなければ事業を開始できません。
各許認可によって許認可を受ける要件が決められています。
特定の資格を有する社員に必要だったり,定められた講習の受講が必要であったりします。また,許認可によっては,会社の定款の目的の記載の仕方に注意が必要なものや,資本金の金額が決められているものもあります。
許認可を申請する時期が決まっていたり,申請してから許認可がおりるまでの期間が数カ月かかるものもあります。
営業に必要な許認可を確認して,計画的に申請手続きを進める必要があります。
専門家に早めに相談して,準備を進めるのが効率的です。起業をお考えのときには,早めにご相談ください。
古物商許可
リサイクルショップ,古着屋などを営業するためには,都道府県公安委員会の古物商許可が必要となります。
古物商許可の申請窓口は,営業所を所管する警察署となります。
古物とは,古物営業法で次のように定義されています。
@ 一度使用された物品
A 使用されない物品で使用のために取引されたもの
B これらいずれかの物品に「幾分の手入れ」をしたもの
具体的には,美術品類,衣類,書籍など13品目に古物は分類されており,古物商免許を申請するときには,取り扱う古物を記載して申請します。
<報酬額>
個人の場合 |
3万7,800円(消費税込み) |
法人の場合 |
5万4,000円(消費税込み) |
※上表の報酬額とは別に,警察署に納付する申請手数料(1万9,000円),住民票取得費用などの実費が必要となります。
古物証許可申請のサポートについては,こちらで詳しくご説明していますのでご覧ください。
「古物商許可さぽーとOffice(http://www.kobutsu.cosmos-calla.com)」にいきます。
介護サービス
介護保険のサービス事業を行っている事業者が,介護報酬を受け取る介護保険事業者となるには,所管の行政庁(都道府県または市町村)から介護サービス事業者として指定を受ける必要があります。
この指定を受けることができるのは,法人で,厚生労働省令で定められている「人員・設備及び運営基準」を満たしていることが必要です。
指定申請は,事業所ごと・サービスごとに申請します。
介護サービスに関するサポートはこちら(起業支援−許認可申請−介護サービス事業−)をご覧ください。
飲食店営業許可
レストラン,定食屋,そば屋など飲食店を経営するには,飲食店営業許可を受ける必要があります。
許可の申請は,営業場所を管轄いている保険所に行います。
飲食店の施設が施設基準を満たしていて,食品衛生責任者の資格を持った人がいなければなりません。
食品衛生責任者の資格取得も必要です。
<報酬額>
・飲食店営業許可申請サポート報酬:5万4,000円~(消費税込み)
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